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ブラックライトの波長・安全性・原理について

    照明の2020年問題

照明の2020年問題ご存じですか?政府の動きを受けて蛍光灯器具の生産終了を発表しました(大手照明メーカー3社)

  • パナソニック株式会社 2019年3月末に終了( http://www2.panasonic.biz/es/lighting/conventional/fluorescent/
  • NECライティング株式会社 2018年3月に終了( http://www.nelt.co.jp/corporate/press/2016-09-13.html
  • 東芝ライテック株式会社 2017年3月に終了( http://www.tlt.co.jp/tlt/information/seihin/finished/20160613/
  • 器具が壊れた際、買い替えることができない可能性があります。

        照明の2020年問題

    経済産業省の統計データによると蛍光灯の生産本数5年間で約3割減少。既存の蛍光灯は終息していくことが考えらます。内閣府は、2010年に発表された新成長戦略の中で、LED照明などの次世代照明の100%化を目指すことを発表しました。

    LEDなら蛍光管と同じ用途で使えて省エネ、高出力

         UV-LED

    UV-LEDならパネルシアターや空間演出などのブラックライト照明としてや検査、鑑識など従来ブラックライト蛍光管での用途と同じ使い方が出来ます。さらに省エネ、高出力でぐっと経済的で効果的な活用が出来ます。

    ブラックライトLED照明はこちらから→

    ブラックライトの波長

        ブラックライトの波長について

    ブラックライトとは?

    ブラックライト=紫外線を放射するライトです。

    ブラックライトの光自体は人間の目にほとんど見えず、ブラックライトを当てた物体はその中に含まれる蛍光体だけが発光するため、偽造防止印刷や非破壊検査に使われるほか、視覚効果の一種としても利用されております。しかし、中には波長が395nm以上(紫外線出力が弱い)のものがあり、結果的にただ青い光に照らされるだけで、弊社のブラックライト印刷や紫外線に反応して確認することができる紙幣やパスポート等の偽造防止印刷を確認する事ができません。

    弊社で取り扱ってるブラックライトはピーク波長365nm、370nm、375nm、380nm付近の製品になりますので、偽造防止印刷をはっきりと確実に確認できる製品となっております。

    日本では大手電機メーカーのPanasonic、東芝、NEC、ジェフコム等がブラックライトを一般市場に向けて販売しております。UV-LEDは2002年に登場し、日亜化学工業、ナイトライド・セミコンダクターが販売しております。

    ブラックライトの安全性について

    紫外線は波長により次のUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分類されます。 紫外線と聞いてまず思い浮かぶのは太陽光線だと思います。では太陽光線とはどういうものなのでしょうか?太陽光線の場合、地上まで到達する紫外線はUV-Aがほとんどであること、人の体は太陽光線を利用し適合するようにつくられていることなどにより、過剰に浴びたり、体質的に合わない事を除けば通常あまり障害を受ける事はありません。

    しかし、人工的に作られた紫外線の場合は光の種類によりUV-A〜UV-Cの全ての波長を発生させるものや、あるいは一部の波長の紫外線を発生させているため利用にあたっては安全上の注意が必要になります。そのうち、人体に悪影響を及ぼすといわれている紫外線は320nm以下の短い波長側(UV-B・UV-C)になり、これらの光(溶接アーク光、殺菌灯など)を裸眼で見たり、 無防備で人体を光にさらす事は危険な行為となります。

    ブラックライトの紫外線はほとんどがUV-Aであり、エネルギーのピークが波長365nm付近にあるため、300nm〜400nmの範囲全域の紫外線を発生している太陽光線に比べても短波長成分が少ないのでより安全な光源と言えます。

    ある測定データによると、40Wのブラックライトの紫外線は20〜30cm離れたところの測定値が自然界の曇りの環境と一致します。したがって、 40Wのブラックライトは50cmも離してご使用いただければ、曇り空の紫外線以下の環境下にいることになり人体への影響は考えなくていいという測定データがあります。 ただ、長時間ブラックライトの環境下にいる場合、UV-Aは日焼けの作用があるのでこれを好まない人は日焼け止めの塗布、手袋の着用など直接皮膚に紫外線が当たらないようにする必要があります。

    ご使用上の注意点として、ブラックライトの光源を直接覗き込むことは厳禁です。ブラックライトは可視光線(人の目で見える光)による眩しさを感じにくいため、うっかり長時間直視してしまいがちですので注意が必要です。 検査等で使う場合には作業中は紫外線防護のメガネやゴーグルの着用が望ましく、紫外線カットレンズを使用した度付きの眼鏡等を掛けて頂くだけでも効果があります。

    光について 光はナノメートル(nm)で表記

    人の目で見ることのできる光を可視光線といい、見ることのできない光を不可視光線といいます。 下記図からわかるように、紫外線は不可視光線になります。紫外線のエネルギーは数値(nm)が大きくなるほど低く、数値が小さいほど高くなります。

        光について

    紫外線のいろいろ

        紫外線のいろいろ

    トリックプリントをお楽しみいただく際の波長について

    ブラックライト専門店では、よりクオリティーの高い印刷品質をご提供するできるよう、ブラックライトの波長による色の違いを軽減するため、独自に4つのピーク波長に分類しております。 現在市場に出ているブラックライトは、メーカーや種類によってピーク波長が異なります。一般的な印刷物も照射する光源によって見え方が異なるように、トリックプリントも照射するブラックライトのピーク波長によって見え方が異なります。

    トリックプリントは350nm〜380nmに対応したインクとなっております。そこで、市場で流通しているブラックライトのピーク波長が365・370・375・380のものが多いこともあり、4つの波長設定(※商品画像に「ピーク波長●●●」記載)を独自に設けております。この細かい設定で、より高品質な発光フルカラー再現が可能となり、よりお客様に満足して頂けるものと考えております。

    印刷設定「蛍光管|波長365nm」→光源「ピーク波長365nm(蛍光管)」
    印刷設定「蛍光管|波長365」→光源「ピーク波長380(LED)」

    ※印刷時の波長設定と異なる波長設定のブラックライトで見ると色味やコントラストが元データと違って見えます。ご使用の照明が蛍光管かLEDかをお確かめいただき波長を選択してください。

    ブラックライト波長の違いによるトリックプリントの見え方の違い

        DQ

    この画像をそれぞれ違うピーク波長の設定で印刷しました。

        ブラックライト印刷の見え方

    ブラックライトの照明のピーク波長は370nmを使用しました。370nm用に印刷したものは元データと近い表現が出来ます。それ以外の波長設定(365nm用設定、375nm用設定、380nm用設定)で印刷したものは今回の照明では色味が違って見えます。各々の設定したピーク波長を持つ照明で見たら元データと近い色味で見ることが出来ます。

    ※波長が合わない色変換で印刷すると綺麗な色再現が出来ません。お客様の見る環境(ブラックライト器具の波長)に合わせて色変換を行なってください。
    ※お持ちのブラックライトの波長が分からない場合はお気軽にお問い合わせください。
    ※4つに分類した「ピーク波長365、370、375、380」は当店がトリックプリントの色変換作業を行う際に使用する名称で、その照明器具のピーク波長を表すものではございません。